オンアイス、オフアイス…様々な方面で大活躍している“氷上の女神”
プロスケーター・荒川静香さんの活躍を大いに楽しみます。
[現場レポート]

本当に女神が降臨した......!
~FaOIで始まり、FOIで終わった2011年夏 (2)

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全てを表せる言葉

新横浜スケートセンター それは、間違いなく、この世で美しいもののうちの一つだった。

 女神が、降臨した。

 「何だよ〜」と思った方(by.小塚氏)、また毎度おなじみ、いつもと変わらない『女神降臨(または光臨)』かと思われるかも知れない。確かにこう表現するのが大好きだし、これが一番合ってると思ってるし、これで全てを表わせると思っている。
 しかし今回は比喩ではない。本当に目の前に"降臨"したのだ。

遮るものなき奇跡の空間で

 昼の部は西のS席。前回書いたように、いつも通り、まず全体を冷静に観られる席を取った。

 ......しかし、夜の部の『女神降臨』のせいで、昼の部も夜の部も、すべての記憶が吹っ飛んでしまったように思う。それほど強烈な出来事だったのだ。

 夜の部は北のスーパーアリーナ。1列目。そして、奇跡のど真ん中。

 そこは別世界だった。遮るものなき空間で、視線の先は荒川さんだけ。
 霧の中から大地の女神が現れる。勇ましく、しかし優しく、森の中で迷う人たちを赦してくれそうな包容力を感じた。
 深き想いを込めて舞う荒川さんの世界に、吸い込まれそうになりながら観ていた。まるで自分の身体もヨコシマな心も無色透明になって、彼女の創り上げる世界の一部分になったような気分だ。
 彼女の創りあげる世界は、とてつもなく大きい......。

 イナバウアーのち、北側へ。

 フィニッシュ。

 もうほんと、比喩ではなく、まばゆい光に照らされた、否、まばゆい光を纏った女神が目の前に降臨した瞬間だった。

女・神・降・臨

 思わず、ナンマンダブナンマンダブ......と拝みそうになった。あるいは「静香様あああああ」と絶叫しそうになった。
 実際に出た言葉は。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛らかわさんあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 あ、を何回言ったか分からない。彼女の目の前で、派手に取り乱散(とりみだち)らかしまくってしまった。

 それからはもう、天に舞いあがったような気持ちで。よく覚えていない。

隙のない美しき後ろ姿

 しかしフィナーレでも、ますますのぼせ上がることが待っていた。
 南側で横1列に並んだスケーターさんたちがそのまま北側へズンズンズンズンドコと近づいてきて、なんと、私の前にはちょうど荒川さんがやって来たのだ!運が良いことに、ハイタッチまでさせていただいた。
 と、言っても私は身長が小さいので、思いっ切り背伸びをしてようやく指先を荒川さんの手の平へ、ぴとっとタッチした程度なのだが。

 のぼせ上がってはいたが、そのあと目の前で見た荒川さんの後ろ姿は、眼に焼きついてる。首筋が、とてもきれいだった。隅々まで美しく......お手入れされているんだろうなあと思った。

 その隙のない美しさ。彼女は本当に現実に存在している"ヒト"なのだろうか?

 公演中、例年以上に楽しいことがい~~っぱいあったけれど、結局最後、間近に観た荒川さんの美しさに完全にヤラレてしまった。文字通りあんな"神席"、もう二度と当らないだろう......。

 今年のFOIは一段と特濃だったように思う。大好きな極上特濃のこってりとんこつラーメンをバリカタで一気に食べたような、美味しさと満足感で幸せいっぱいな気持ちになった。

 こうして私の夏は、FaOIで始まり、FOIで終わった。

青い夏のエピローグ

 FOIが終わって数日後、荒川さんと倉木麻衣さんのチャリティーコラボ動画『あなたがいるから』が公開された。

 FaOIで感じたこと......幻想のような空間のなか、強く印象に残ったものは確かだったと、間違いなかったと、この動画で確認することができた。

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